非常勤看護師とは、労働時間が1週間で40時間未満という短時間で働く看護師のことを指します。わかりやすく言い換えると、アルバイトやパートのような勤務形態ということです。
非常勤看護師の主な職場は、大規模な病院やクリニックの外来です。外来での診察は基本的に日中のみなので、勤務時間に制約のある非常勤看護師が働きやすい現場であるというのが主な理由です。

そんな非常勤看護師と常勤看護師を比べると、主につの3点で違いが見られます。

1つ目は、勤務時間と勤務日数です。
前述の通り、非常勤看護師は勤務できる時間に制限があるため、常勤看護師よりも働くことができる日数や時間が短くなります。たくさん働いてお給料を上げたいという人にはデメリットになりますが、仕事とプライベートの時間を両立させたいという人には大きなメリットとなります。

2つ目は、社会保険の加入条件です。
社会保険は健康保険や厚生年金、そして雇用保険などの保険制度で、怪我や老後のリスクに備えるために加入します。常勤看護師の場合、基本的にはどの保険制度にも自動的に加入することができますが、非常勤看護師は勤務時間によって加入できない保険が出てきてしまう恐れがあります。

そして3つ目は、給与形態についてです。
常勤看護師は基本的に月給制が多く、ボーナスや退職金の支給も当たり前のようについてきます。しかし、非常勤看護師の場合は、基本的に日給制で、ボーナスや退職金を支給してくれる職場はほとんどないと考えてよいでしょう。

こうした点をしっかりと考慮し、自分に合った働き方を選択してくださいね。